自然燃料って?
火を起こす燃料として、ガスやガソリンなどの化学燃料ではなく、森や林などで手に入る身の回りにある小枝、落ち葉、松ぼっくり、炭、割り箸などを使って火をおこすスグレモノの燃焼器具がたくさんあります。
それらで使われる自然の資材が「自然燃料」と呼ばれるものです。
調理用バーナーだけでなく、焚き火や非常時にも役立つ自然燃料は、キャンパーにとってはアウトドアマインドを満喫するにはピッタリの燃料だと言えるでしょう。
ただ薪が燃えているだけなのに、大人も子どもも何時間でも見つめていられる。
焚火には太古の昔に人の心に備わっていた野生を、呼び起こす力があるのだと思います。
パチパチと音を立て、時々パンッと火の粉がはぜる。
樹木という命が燃えて、光と熱を生み出す焚火は、とても尊いエネルギー。
火バサミで薪を動かしながら、家族や友人と語らうのもかげかえのない時間です。
焚火台はキャンプに欠かせないコミュニケーションツール。
人と人、人と自然の距離をグッと身近にしてくれます。
自然燃料のメリット
メリット ①:パワフルな火力
扱い方によっては他の燃料と比較してパワフルな火力が期待できます。
メリット ②:焚き火が楽しめる
焚き火はアウトドアライフの醍醐味。
自然燃料で楽しむ焚き火は、化学燃料で起こす火にはないダイナミックな炎を楽しめます。
メリット ③:環境に優しい
自然のものを利用するので、なんといってもエコロジーです。
自然燃料のデメリット
デメリット ①:湿気が多いと着火しにくい
自然素材は、乾燥しているものを使うと着火が簡単ですが、雨などで湿っていると使いにくいので乾いたものを選びましょう
デメリット ②:火力調節がしにくい
ガスやがガソリンのバーナーのように出力をコントロールしにくいので火力調節は不得手です。
自然燃料を使えるギアの種類
調理用バーナー
自然燃料の小枝、落ち葉、松ぼっくり等を使って火をおこし、お湯を沸かしたり、調理をしたりできるバーナー。
自然燃料を活用して火を起こすので、燃料を用意する必要がありません。
また、火を起こすだけでなく発電できるアイテムもあり、アウトドアライフを楽しみながら携帯の充電ができると人気があります。
アウトドアのみならず非常用としても備えておくと心強いでしょう。
焚火台
自然燃料を集め火をつけ、炎を楽しむことができる焚火はアウトドアの醍醐味です。
地面に直接火を起こす直火は、着火が難しかったり、地面にダメージを与えてしまうため、環境保護の意味でもおすすめできません。
暖をとったり、明りにしたりと焚火を楽しむだけでなく、調理も楽しめる焚火台が各メーカーから発売されているので、1台は欲しいアイテムです。
自然燃料を使ったおすすめの調理用バーナー
ソロストーブ ライト
アメリカテキサスで生まれた小型ストーブ。
軽くて丈夫なステンレス構造なので、耐久性が高く携帯にも便利。
2重壁で燃焼効率が高く、特許も取得した構造により、小枝などの燃料で十分な火力を生み出す事ができ、アメリカのみならず日本のキャンパーからも高い評価を得ています。
ライトはラインナップの中で最小のタイプでコンパクトさが魅力。
素材 | ステンレス |
---|---|
サイズ | 径10.8×高さ14.5cm |
重量 | 255g |
バイオライト キャンプストーブ2
たき火で発生した熱を電気に変換してファンをまわし、燃焼効率を上げるキャンプストーブ。
ガスやガソリンなどを使わず小枝などの自然燃料を活用して、強力で安定したたき火や調理を楽しめます。
前モデルに比べ発電量が1.5倍にアップ。
発電した電気は本体に蓄電され、たき火をしていない時にも電子機器の充電できるのが嬉しい。
素材 | ステンレス |
---|---|
サイズ | 径12.7×高さ21.0cm |
重量 | 947g |
バイオライト ベースキャンプ
直径約33cmの大型グリルを備えた、グループやファミリー向けのキャンプストーブ。
バーベキューから弱火煮込み料理まで、多彩な調理を楽しめる。
リチウムイオン電池内蔵で、発電した電力を蓄えることも可能。
非常時の備えとしても心強いアイテム。
素材 | ステンレス |
---|---|
サイズ | 径33.6cm×高さ58.4cm×奥行き53.3cm |
重量 | 8.16kg |
自然燃料を使ったおすすめの焚火台
スノーピーク 焚火台 S
「焚火台」というジャンルは、この一台から始まったと言われる名品。
逆ピラミッド形の美しいデザインと、メンテナンス要らずで使える頑丈さが特徴。
収納性も高くコンパクトながら安定感があり、キャンパーからも絶大な人気を誇る。
ラインナップには、S、M、Lとあるが、ソロキャンプにはこのSがピッタリ。
ニーズに合わせて使い分けたい。
素材 | ステンレス |
---|---|
サイズ | 径10.8×高さ14.5cm |
重量 | 255g |
ユニフレーム ファイアグリル
フィールドを傷めることなく焚き火ができる焚き火台の定番。
付属の焼き網を使えば、バーベキューやダッチオーブンも手軽に楽しめる。
高い強度と熱変形を防ぐ技術が詰まっているにもかかわらずリーズナブルな価格が嬉しい。
オプションパーツも豊富。
素材 | 本体ステンレス、脚スチール |
---|---|
サイズ | 43×43×33cm |
重量 | 2.7kg |
コールマン ステンレスファイヤープレイス
焚き火を楽しむのに最適なデザインのキャンプファイヤーを想像させる形は、空気の流れを作りやすく、燃焼効率がアップ。
少し重いが、頑丈でカッコイイフォルムのファンは多い。
ハンドルを倒すと五徳となったり、灰皿受けをつかってダッチオーブンを使えたりと工夫されたマルチユースの焚き火台。
コンパクト収束が可能で、持ち運びに便利。
素材 | 本体ステンレス、脚スチール |
---|---|
サイズ | 41.5×46.5×34.5cm |
重量 | 5.7kg |
ロゴス ピラミッドTAKIBI M
元祖ピラミッドスタイル。耐荷重性能に優れたゴトクが標準装備され、ダッチオーブンやケトルも利用できる。
オプションパーツが豊富なので、自分好みにカスタマイズすると使い方の可能性が広がる。
サイズは、M、L、XLの展開がある。
素材 | 本体 ステンレス |
---|---|
サイズ | 36×35×22cm |
重量 | 2.2kg |
プリムス カモト オープンファイアピット
腐食に強いステンレスとパウダーコーティングされたスチール製のボディが特徴的。
未使用時はフラットに収納できるポータブルファイアピット。
簡単なセットで地面にダメージを与えずに焚き火を楽しめる。
バーベキューをする際に必要なグリルも標準装備。
S、Lのサイズ展開。
素材 | ステンレス、スチール |
---|---|
サイズ | 38×45×33cm |
重量 | 6.1kg |
コールマン ファイアーディスク
円盤のような形が特徴的だが、2017グッドデザイン賞を受賞。
ビギナーでも簡単に焚き火を楽しむことができるように作られており、設営も収納も簡単。
焚き火のテクニックがなくても手軽に焚き火を楽しめる。
バーベキューやダッチオーブンの利用も可能。
素材 | ステンレス |
---|---|
サイズ | 径45×23cm |
重量 | 1.6kg |