キャンプで楽しむ燻製

キャンプで楽しむ燻製

家の中では煙や匂いが気になる燻製はなかなかハードルが高いもの。
でもアウトドアな環境なら、もくもく出ている煙を眺めながら仲間たちと飲み交わし、完成の瞬間を待つという楽しみ方ができます。
いざ燻し終わり、燻製を出す時には、テンションが上がること間違いなし！
時間に追われるのないキャンプのでは、家で乾燥させたベーコンをゆっくりと時間をかけて燻すのも楽しみのひとつです。
出来上がった燻製をテーブルに並べた宴はいつもより会話やお酒が進むことでしょう。

「燻製」の3つの方法

冷燻

スモークサーモンや生ハムなどがその例ですが、下準備から完成まで2～3週間かかるので、アウトドアで愉しむのは、難しい製法です。

温燻

木のクズを固めたスモークウッドに直接火をつけてスモークしていくのが温燻です。
もっともポピュラーな方法で、50‐80℃の温度でゆっくり時間をかけて燻します。
食材の水分を飛ばしながらスモークするので失敗も少なく、程よく柔らかさのある燻製に仕上がります。

熱燻

熱燻は温燻よりもさらに高い80‐120℃で一気に燻していく方法です。
短時間でスモークできるのでBBQや自宅の庭などで燻製をするのに向いています。
食材の水分や油分を残して燻し、口にした時にジューシーさを感じられるのが特徴です。
燻製中にスモークチップの燃え具合をチェックし、様子を見ながら、少しずつスモークチップを加えていくのがポイントです。

燻製に必須のスモークチップとスモークウッド

燻製をするには、スモークチップやスモークウッドが欠かせません。
チップとウッドはどう違うの？という人も多いかと思います。スモークウッドは直接火をつけて時間をかけて燻していきますが、スモークチップはバーナーなどの熱源を用意し、下から加熱して燻すための煙を発生させるもの。
燻製初心者なら、スモークウッドは温燻用、スモークチップは熱燻用として使い分けるとよいでしょう。