災害大国、日本。
地震、台風、異常気象など、毎年多くの自然災害が起こっています。
万が一の時を想定して、非常時に備える重要性を感じている人も多いのではないでしょうか。
特に「停電」は、人間の心身に不安やストレスをもたらし、「電気」を使うことが当たり前になっているわたしたちの生活に大きな影響を及ぼします。
そんな停電時にも役立つキャンプギアとして今注目されているのが、アルコールストーブ。
ここでは非常時の使い方や燃料についてご説明します。

アルコールストーブと災害

アルコールストーブは、災害時に非常に役立つ調理器具です。
例えば、停電が発生した場合、アルコールストーブがあれば食事を調理することがき、お湯を沸かすことができます。
災害時でもお湯が沸かせると、生活の快適度は大きく向上します。
ガスが止まっても、アルコールストーブで沸かしたお湯で体を拭くこともできますし、消毒に使うこともできるからです。
また、アルコールストーブは、ガス缶やカセットコンロと比べて、軽量で持ち運びが簡単。
さらに、燃料としてアルコールを使用するため、災害時にガスや電気が使えなくなった場合でも、アルコールさえ準備していれば簡単に調理を行うことができます。

アルコールストーブの燃料

アルコールストーブの燃料は、ホームセンターやスーパー、ドラッグストアなどで購入することができます。
また、通販サイトでも比較的リーズナブルな金額で購入が可能です。
アルコールストーブの燃料となるのは、エタノールやメタノールなどの液体燃料。
ただし、燃料用と消毒用では成分が異なりますので注意が必要です。

アルコールストーブで炊くごはん

コンパクトで非常持出袋に入れておくにも便利なアルコールストーブ。
もちろん簡単にごはんを炊くこともできます。
ここでは、ごはん1合の場合の炊飯方法をご紹介します。

1.お米を洗い、30分ほど水に浸けます。
2.アルコールストーブに約30mlの燃料を入れ、火をつけます。
3.メスティンにお米と水を入れ、アルコールストーブの上にのせます。
4.火力を中火から強火にし、沸騰するまで加熱します。
5.沸騰したら、弱火にして10分ほど蒸らします。
6.火を消し、蓋を開けてお米をかき混ぜます。
7.蓋をして、10分ほど蒸らします。

ガスや電気が止まっても、アルコールストーブがあれば簡単にごはんを炊くことができます。
非常時の不安な状況下でも、温かいごはんが食べられることは心の安定にもつながることでしょう。

アルコールストーブの使用上の注意

災害時にアルコールストーブを使用する際には、以下の点に注意してください。

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火災に注意する
アルコールストーブは、燃料としてアルコールを使用するため、火災につながる可能性があります。
使用する際には、周囲に燃えやすいものがないことを確認し、風防を使用することをお勧めします。

燃料に注意する
アルコールストーブは、燃料としてアルコールを使用するため、燃料の取り扱いには十分注意してください。
また、燃料用アルコールは飲用不可であるため、誤って飲まないようにしましょう。

安定した場所で使用する
アルコールストーブは軽量であるため、倒れやすくなっています。
使用する際には、安定した場所に設置し、倒れないようにしてください。

以上の点に注意して、アルコールストーブを使用することで、災害時に役立つ調理器具として活用することができます。