「焚き火」と聞くと、どんなことを思い浮かべますか?
アウトドア、キャンプファイヤー、など様々なシーンが思い浮かぶと思います。
遥か昔から人々の生活を守ってきた「火」。
「火」は人類進化の最大の要因であると言われ、人間の暮らしのそばにはいつも「火」がありました。
中でも「焚き火」の歴史はおよそ50万年前に遡るという説があります。
北京原人が薪を燃やして獲物を食べたという痕跡が、太古の遺跡から発見されているのです。
その後「焚き火」は“調理をする”だけでなく、“暖をとる”“明かりを灯す”という3つの役割へと発展し、薪を燃やして寒さから身を守り、夜間でも活動するための明かりとして、人間の「衣・食・住」の要素と密接に関係することとなったのです。

焚き火台
画像提供:@biggvo_

さて。 ここでもう一つ、人間にとっての焚き火の大きな効能があります。
それは「精神の安定」です。
暗闇の中で灯る明かり、じんわりと伝わってくる暖かさ、薪がパチパチと弾ける音。
これらには脳を精神的なストレスから解放してくれる働きがあります。
これが最近よく耳にするようになった「1/f(エフぶんのいち)ゆらぎ」と呼ばれるものです。

1/fゆらぎとは、光や音、振動などに含まれる特別なリズムのこと。

このリズムは、生体が本来持っているのと同じリズムであるため、1/fゆらぎに触れると、リラックス時の脳波であるα波が増え、私たちに本能的な快感や快適さを与えてくれるのです。
「焚き火」を囲んで暖をとり、食事をして、団らんする。
炎をじっと見つめているだけで心が安らぎ、無言の時間さえなぜか心地よい特別な空間となる不思議な「焚き火」。
今回は、一度ハマると抜け出せない沼、「焚き火」についてのご紹介です。

焚き火を始めよう

初めて焚き火をやってみたい、と思ったらどうしたらよいのでしょうか。
まず、焚き火ができる場所にはかなりの制限があり、法律や自治体の条例で決まっている場所での焚き火は禁止。 規制を気にせず焚き火が楽しめる場所と言えば、キャンプ場やバーベキュー場などになります。

自宅の庭でも可能ではありますが、煙や匂いや騒音で近隣から通報を受けて消防署が危険であると判断した場合は、それをやめさせることができると消防法に定められているためかなり注意が必要です。
では次に、焚き火に必要な道具についてご説明します。

焚き火に必要な道具

・薪
・軍手
・マッチや着火剤
・うちわやバケツ
・焚き火台

自然との一体感を楽しむ焚き火は、最初にあれこれ道具を揃えずにまず上記のような基本の道具からスタートするのがおすすめです。 ここでは、この中から「薪」と「焚き火台」をクローズアップし、使い方やおすすめのアイテムをご紹介します。

薪について

焚き火を始めるにはまず薪拾いから。
薪は乾いた木枝を集めるのがコツであり、折った時にパキッと音がする枝がベストな薪です。
木枝を集めたら、次はそれを太さごとに分類し、細いものから順に積んでいきます。
また、薪に適した木枝を選ぶ際に知っておくと便利なのが、木の種類。
一般的に硬い木は重く、柔らかい木は軽いという特徴があり、硬い木の代表はカシ・ナラ・クヌギ、柔らかい木の代表はスギ・マツです。
乾いたスギやマツの木枝を知っておくと薪拾いがスムーズになり、より自然を楽しむことができるでしょう。
またスギやマツは「針葉樹」と呼ばれ、反対にカシ・ナラ・クヌギは「広葉樹」と呼ばれています。
薪を燃やす際は、燃えやすい針葉樹を下に置き火種を作り、その後少しずつ広葉樹を置いて燃やすようにしましょう。
広葉樹は火付きは悪いものの、一度火が付くと火持ちがよいため、上記の順番で薪を使い分けることがポイントです。

焚き火におすすめの薪紹介

薪にベストな木枝についてはご紹介しましたが、天候や季節によって自然燃料がなかなか手に入らないケースもあります。 そんなときに便利なアイテムのご紹介♪

ガオバブ(Gaobabu)☆杉薪(約5kg)

国産天然杉使用。天日乾燥済みで火付き抜群の薪♪ 十分に乾燥した天然杉を使った薪なので、煙も少なく火の粉や飛び火がとっても少ないのが嬉しい。 太い薪も混ざっていますが、薪をナタで割ってみるのもおすすめです♪
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焚き火のデメリット?!匂いトラブル

焚き火台

燃える薪の音と揺らぐ炎が心に安らぎと安心をもたらす焚き火ですが、一方では「煙の臭いがなかなか落ちない…」なんて声も。
この臭いの正体は、薪に含まれる水分が不完全燃焼を起こして生まれた未燃焼ガス。
焚き火の際に燃えていたのは正確には薪ではなく「可燃性ガス」、そして燃えなかったものが「煙」となり衣服やテントについてしまうのです。
焚き火に煙はつきものですが、煙を極力抑えることも焚き火を楽しむマナーであると言えます。
では、焚き火のしつこい匂いを抑えるにはどんな方法があるのでしょうか。

1.乾燥した薪を使う

水分の含有率が低い薪を使えば煙の発生を抑えることができます。
薪の中の水分が多いと煙がもくもくと上がる原因となるので、十分に乾燥した薪を使いましょう。

2.焚き火台を使う

焚き火と言えば、薪を地面に直接置く直火が思い浮かびますが、直火は土の水分を吸うことでうまく燃焼せず、また環境保護のため直火禁止のキャンプ場が近年とても増えています。
そこで便利なのが「焚き火台」。
工具不要で簡単に組み立てられるコンパクトな焚き火台が、様々なアウトドアブランドから発売されています。
焚き火台を使えば、地面と炎の距離を保つことができ、火災のリスクや地質への影響を減らすことができるため、最近の焚き火には焚き火台が必須アイテムと言えるのです。
燃焼効率の良い焚き火台を使用すれば、不完全燃焼が起こりにくく煙の量を減らすことができ、匂いの軽減にもつながります。
焚き火台を選ぶ際は、通気性に優れたタイプの焚き火台を選び、安全で周囲に配慮した焚き火を楽しみましょう。

他にも、焚き火台の場所を風上にしたり、蒸気を使って衣類を消臭したり、消臭効果に優れた洗濯洗剤を使ったり、しつこく残る焚き火の匂いを軽減する方法を試してよりストレスフリーな焚き火を楽しんでくださいね。

おすすめ♪人気の焚き火台紹介

コンパクトで軽量、思い立ったときにふらりと出かけるキャンプ場で使えるおすすめの焚き火台をご紹介します♪

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忙しさや騒音、ストレスだらけの私たちの日常。
たまにはすべてを忘れて、一人静かに「炎」を眺めてみませんか?
不思議な力を持つ焚き火は、きっとあなたの緊張や疲れを癒してくれることでしょう。